1. 膜厚計アドミッタンスゲージとは

   膜厚計アドミッタンスゲージは、非破壊・接触式の静電容量式膜厚計 です。試験片が金属などの導電体に塗布された、0.1mm以下の薄板にアルマイト被膜、塗装、各種高分子によるコーティングの膜厚が測定できるのは、米国ストランド社の 「ストランドゲージ」が定評であり、アルマイト、アルミ缶業界に広く普及してい ます。

 

 しかし、「ストランドゲージ」の表示はアナログ式のメーターで、膜厚目盛 は対数目盛のために目盛はリニアではなく、メーターの針の読み取りに個人誤差が 生じるという課題がありました。またデーターを読み取り、記録表への転記で誤記 入などが発生し、データーの信頼性が乏しくなることが指摘されています。

 

そこで弊社に、読み取りに個人差のないデジタル表示への製作要望があり、アド ミッタンスゲージを開発しました。デジタル表示なのでデーターは読み取り誤差 がなく、パソコンのExcelに自動入力され正確に処理ができます。1991年1月の販売開始以来、改良・改善を重ね完成度の高い膜厚計との定評を頂いております。  

 

  弊社膜厚計 アドミッタンスゲージは、 非破壊・接触式の「静電容量式膜厚計」で、金属などの導電体に塗布された絶縁物の厚みを測定します。試験片の材質や板厚の影響を受けず、しかも表面の粗さが 大きくても、金属の厚みが0.1mm以下の薄板や波打ちした板でも、電極として導電性 ゴム電極(9.4mm)を使用することで、ゴムの持つ柔軟性との相乗効果で平均値が得 られ、誤差を最小減にした測定装置です。

 

  測定周波数は10KHz±0.5%、測定電圧1.0Vに制御した4端子法で、ケーブ抵抗や電圧 降下の影響を低減する測定方式のため、直線性及び再現性が格段と向上しました。 測定にあたっては、「導電性ゴム電極」を塗膜などの絶縁物と「試験片の素地」を対極 としてワニ口クリップで通電させて測定します。本方式による膜厚計は世界で弊社のみです。  

 

  また、新たにプラスチック製外筒のφ9.4mmのハンドプローブと、金属製外筒の φ2.0mm、φ3.5mm、φ9.4mmを開発しました。測定対象は、薄平板膜厚のみでなく、試験片の金属部と通電できれば、測定板厚に関係なく、湾曲面等であっても測定が可能 です。

 

  プラスチック製外筒は、渦電流式プローブとよく似た構造で、導電性ゴム電極が内蔵 スプリングで数ミ リ飛出ております。外筒の先端に3か所の突起物と導電性ゴム電極とが平行になるよう に、プローブを試験 片に押し付けて測定します。

 

  金属製外筒は、導電性ゴム電極とスプリングが15mm近く露出しており、導電性ゴム 電極を直接試験片と接触させて測定します。そのため、狭く複雑な形状でも測定でき ますが、試験片とゴム電極の接触面が、不安定になりやすくプラスチック製外筒と比 べて、測定値の変動幅が大きくなります。試験片形状に対応可能であれば、安定性を確保するには、オプションの簡易冶具をご使用ください。また、膜厚用試験スタンド にハンドプローブと専用冶具を用いることで、さらに再現性良く測定できます。